今年は梅雨らしくないなあと思っていたら，昨日あたりからしっかり降りますね
農作物やダムのことを考えると恵みの雨ですが，お洗濯物が乾かなくて困ってしまいますね。
さて，今日は，最近ご相談をお受けすることが多かったので，別居したほうが良いか否かについてお話しようと思います。
現在同居なさっていて離婚を考えている方から，
別居をすべきか否か，
するとしたらいつのタイミングがよいのか，
離婚の話は別居の前と後といつ切り出せばよいのか，
についてよくご相談をお受けします。
私は，お話をお聞きした上で，以下のようにアドバイスさせていただくことが多いです。
まず，ご夫婦で離婚の話し合いが可能である場合や
パートナーのご性格上第三者の介入を望まないだろう場合には，
まずはお話合いによる解決を試みて，それが難しい場合に再度別居を検討されるのがよろしいように思います。
ある日帰宅して突然パートナーが家を出てしまっていたというショックはとても大きいものですし，
出ていく側も，別居による経済的精神的負担は決して小さくないからです。
ただ，このようなケースではそもそも弁護士に相談する必要を感じないかもしれませんね。
やはり，
離婚なんて口にしたら暴力暴言を受けそう・・・
パートナーは頭も良いし弁もたつので言いくるめられてしまいそう・・・
とご相談にいらっしゃる方のほうが多いです。
そのような方の場合には，今後の方針をご相談した上で離婚調停を申し立てる前までに別居をおすすめしています。
離婚調停では，双方が入れ替わりでお話合いを進めますので，
自宅に帰ると双方顔を合わせるということは不自然な印象を受けますし，事故等が起こりかねない場合もあるからです。
別居は，婚姻費用請求や，婚姻関係破綻の判断をする際に重要な意味を持ちます。
状況は人それぞれですので，ご自身の場合はどのようにするのがベストか，ぜひご相談ください。
